外反母趾を予防するエクササイズ
目次
外反母趾は軽度のうちに予防しましょう
外反母趾は成人の23%に見られる足の障害です。
靴に中足趾節関節の変形した部分が当たったり、歩行時に力がかかることで痛みを誘発します。
これは、内側足背皮神経の炎症、中足趾節(MTP)関節の滑膜炎、中足骨および足底中足骨頭とセサモイドを覆う軟骨の変性、および/または内側背皮神経の閉じ込めを含む、さまざまな痛みを伴う後遺症に関連しています。
灼熱感やチクチクする痛みにつながる可能性があります。
年齢は18~65歳で28%、65歳以上が36%と年齢が進むにつれて増える傾向にあります。
重症化すると手術が必要になることも
治療は保存療法と外科的手術があります。
軽度の内は保存療法が推奨されますが
重症化すると手術は効果的であるとされていますが、15%は再発するようです。
外反母趾は関節部への力学的圧力、炎症、軟骨の変性など病因は明らかではありません。
足部内在筋として 母趾内転筋、母趾外転筋
足部外在筋として 長母趾屈筋、後腓骨筋、長腓骨筋
これらの筋肉の不均衡や足部アーチの低下などによる足部支持機構が崩れたことで起こる可能性もあります。
足趾を開く運動
軽度外反母趾の場合は足底を持ち上げるshort foot EXを推奨する論文もありますが、ある研究では、足趾の開閉運動はshort foot EXよりも筋の活性化が示されました。
また、足趾を足背側に曲げてウィンドラス機構のエクササイズをすることで、外在筋との筋連結を意識したトレーニングもできます。
外反母趾は中年~高齢になって、痛みはじめてから気が付くことが多い症状です。
急に中足趾節関節の炎症による痛みが起点となることが多い症状です。
・合わない靴を履いている
・平坦な道ばかり歩いている
・歩行時間が減っている
・低栄養
などが遠因になることもありますので、軽度な痛みを感じたり、骨の出っ張りを感じるようであれば、ここから足の生活習慣を見直していくこともいい機会だと思います。