2022.03.13

筋緊張による痛みにはストレッチングすべきか?

  • 首、肩こり、首の痛み、ストレッチ、整体、接骨院、池袋、神経痛

痛みと筋緊張

痛みがあるとどうしても体が強張ります。

この緊張感が痛みを増長するため、コリのような硬結を痛みの原因と見なしてアプローチすることは少なくありません。

筋の過緊張は収縮を妨げ、血流が抑制されることで痛みの閾値が低くなります。

筋硬結は

・長時間同姿勢

・精神的緊張

・不安

・神経的要因

・皮膚拘縮

・寒冷

などのような筋自体の問題だけでなく

環境や心理的要因によっても起こるようです。

筋硬結は筋全体ではなく一部の筋線維に存在し、押圧すると痛みを感じます。

この硬結は関節可動域の制限因子にもなり、長時間同姿勢や不動により顕著になります。

このような痛みを筋筋膜性疼痛と言い

・侵害受容

・神経性

・心理社会性

という3つの要因が複合的に痛みを誘発します。

筋緊張はこのような外部的な刺激、内因的な反応によって連続的に起こることで過剰な神経の興奮と血流の供給不足が起こりやすくなります。

これがコリのメカニズムですね。

ストレッチによる神経の抑制

このような筋緊張を弛緩させるためにストレッチは一般的に使われる方法のひとつです。

筋肉の硬結(コリ)は前述したとおり、みなさんがよく思う「固まった」のではなく神経の興奮と内的な反応によって起こります。

徒手療法ではこれを「ゆるめる」ために様々な方法で「根本治療」としてアプローチしていますが

徒手のテクニックは

・伸ばす

・押圧する

・擦る

・揺らす

のどれかであることがほとんどです。

これらは痛みの根本にはアプローチできず、一時的な痛みへの対処です。

ストレッチはこの中の「伸ばす」ことで緊張した筋を「弛緩」させることで痛みの閾値を高めます。

ストレッチにはたくさんの種類がありますが

・バリスティックストレッチ

・スタティックストレッチ

まずは大分類としてこの2つが存在します。

バリスティックストレッチは反動をつけて筋の伸張を促します。

反動をつけることで筋の長さの変化を筋紡錘が感受してIa神経線維によって脊髄後角を経て、脊髄前角の運動神経細胞を単シナプス的に直接的な興奮をもたらし、反射的に筋収縮を起こします。

このメカニズムを伸張反射と呼びます。

伸張反射は筋緊張を抑制せず、亢進させるために筋の柔軟性を高めることはできません。

むしろ筋緊張の低下が見られる場合に他動的に関節を動かし、緊張を高める目的で使用します。

スタティックストレッチは反動をつけずにゆっくりと伸張し、その肢位を数十秒静止します。

筋の結合組織から抵抗を感じた時点で保持することで、ゴルジ腱器官が刺激を受容し、Ib神経線維を介して脊髄後角に入り、脊髄前角細胞とシナプスする介在ニューロンがIb神経線維から刺激を受け取り、脊髄前角細胞の電位を下げることで筋緊張を低下させます。

一般的なストレッチはスタティックストレッチを指します。

首の筋緊張や肩こりなどはスタティックストレッチを30秒~60秒することで緊張が抑制されるようですが、効果は一時的です。

ストレッチの最新の理論によれば、伸張性が変化する理由は感覚の変化であると言われています。

受動的ストレッチはおそらく線維芽細胞を介して組織のリモデリングシグナルを伝達する事で、筋肉組織の硬結を和らげているようです。

頚部痛や肩こりにストレッチを行うメリットは感覚の変化を促し、一時的な疼痛を和らげ、筋の伸張性をリモデリングする事です。

よって、ストレッチを治療のメインに据えるならば頻度を高く行う必要があります。

そのため、セルフストレッチなど自宅で出来るような指導と管理が必要になります。

神経機能を高めることの重要性

神経の末端部はポリモーダル受容器というものがあります。

ポリモーダル受容器は様々な刺激に反応するとても特徴的な神経終末です。

また、分布も皮膚、筋膜、靭帯、腱、関節包、内臓、血管など広範囲に広がり、組織の異常を知らせる警告系として働いています。

よって筋緊張が亢進している際にはポリモーダル受容器の特徴を考慮したアプローチが必要になります。

ポリモーダル受容器は感作を起こすことで知られています。

よって

①痛みのある場所に連続して痛みを感じさせない

②刺激に対して反応が不快にならないようにする

このようなところに注意を払う必要があります。

痛みに対して持続的または反復的な刺激を与え続けると、感作を起こし、広範囲に痛みを感じるようになったり筋緊張の亢進とともにパフォーマンス低下を起こします。

スポーツ障害の予防はこのポリモーダル受容器の活動を抑制し、筋緊張を軽減させることが重要です。

スタティックストレッチの適応は持続的な筋緊張と血流促進を主とし、痛みの種類の鑑別が必要になります。

首のハリや肩のコリで生じる痛みなのか、痛みが慢性的に持続的な緊張を引き起こしているのかでポリモーダル受容器の感作なのか、一時的な緊張なのかと解釈が変わってきます。

痛みを感じるほどのストレッチはいずれの場合も選択すべきではありません。

 

 

 

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