腰痛の予防のための歩行戦略
腰痛の予防に歩くことは大事か?
腰痛の人で歩くことが日常にある人と、歩かない人では日常的に歩く人の方が腰痛を感じることが少ないそうです。
歩かないより、歩いた方が健康的でもあるのは常識的であり理解しやすいです。
整形外科医も歩行は腰痛患者に指導しやすい運動なので、歩くことを推奨する医師は少なくないでしょう。
では、腰痛の人は無条件に歩けば腰痛が改善するのか?と言えばそうではないようです。
非特異的腰痛の場合、歩行エクササイズをはじめて6か月は大幅な改善を示すが、12か月以上になると持続しなかったという報告があります。
長期に渡る歩行エクササイズは効果が持続しにくいようです。
しかしこのような例もあります。
慢性腰痛患者に認知行動療法として、ウォーキングプログラムを毎週10%歩数を増やす目標を報告してもらったそうです。
すると通常の歩行エクササイズより2倍の効果があったようです。
ポイントは目標を決めたエクササイズ
効果的な歩行プログラムを提供するとしたら
・目標を決めてもらう
・数か月単位で負荷や量、時間に変化を与える
という2点が重要です。
慢性腰痛の治療で大事なのは脳の報酬系を刺激すること。
新しい発見や目標達成は脳の疼痛抑制系にはたらきます。
ただ闇雲に義務的な歩行エクササイズをするのではなく
カレンダーに歩数や距離を記入し、足すとどこまで行けるか?とか
歩くことでポイントを付与して、何かご褒美をするシステムにするとか
ゲーム性やアプリを利用した特典などで工夫するといいですね。
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ぜひ、チャレンジしてみてください。