2022.01.22

睡眠の満足度を高めていきませんか？

睡眠に満足感を得ていますか？

世界13か国13万人に実施した睡眠満足度調査で睡眠に満足を感じている人は49％だったそうです。

半数以上の人が十分に眠れていると思えていないのはいかに現代社会は睡眠を削っているか？ということを想像できます。

この調査で日本の結果は満足している人は32％でした。ブラジルが60％ですから地球の反対側の暮らしと比べてかなり睡眠不足を感じているようです。

睡眠不足感を感じる人の4人に3人がスマートフォンを寝室に持ち込んでいるようです。

以前、私が書いたブログにも眼精疲労が睡眠不足、全身疲労の一因になっていることから、視覚的な刺激は休息の妨げになっています。

眠る直前までスマートフォンを観ている人の割合はスマートフォンを寝室に持ち込む人の39％。

ベッドの中で動画やSNSを利用している人の割合は34％です。

これだけで、70％以上の人が睡眠前にスマートフォンを観ています。

眼精疲労はVDT作業をする人の90％以上が感じる不調です。

視聴作業に関する目の神経は脳神経のため、眼精疲労は脳の疲労に繋がります。

また、眼精疲労は僧帽筋や胸鎖乳突筋などの筋の緊張と疲労感を感じさせ、後頭下筋群の周辺に鈍痛やコリを感じさせます。

頚部、頭部の緊張感は睡眠時の首の安定感、枕のミスマッチを感じやすくするようです。

眼精疲労によって全身の倦怠感も増します。

疲労の蓄積と睡眠不足は慢性痛の原因にもなるため、腰痛や頚部痛を慢性化させます。

頭部へのマッサージは副交感神経の活動を高め、心理的不安を軽減させ、心拍数に変化をもらすことができそうです。

慢性緊張型頭痛患者に対して頭部へのマッサージは緊張、怒りの感情、知覚される痛みの緩和に効果をもたらしたという研究報告があります。

片頭痛患者に対する症状の緩和策として睡眠69％、ヘッドマッサージ50％、仕事からの解放48％でした。

睡眠の満足度を高めるために、頭部のマッサージでできること、可能性は

・心理的な不安を和らげる

・穏やかな感情に落ち着く

・痛みの軽減

・自律神経系の調節

このようなところに期待できそうです。