歩くことが少ない人のための行動習慣(足底腱膜炎の予防)
目次
歩くことが少なくなっています
コロナ禍になってリモートワークや外出自粛などがあり、多くの人の活動量が減少しています。
特に歩くこととなると推奨されているのは1日1万歩と言われている中で現状は
コロナ以前は
男性6,793歩
女性5,832歩
となっていましたが
コロナ以降は
1日3,000歩未満が24%にもなっています。
約1/4の人が3000歩以下しか歩いていないということになりますね。
歩くことが少なくなると腰痛や脚の筋力の衰えを気にする人が多いのですが、実は最も多いリスクは循環器です。
脚を動かさないと血流(静脈血)の循環が悪くなるため、血栓や冷えなどの原因にもなるのです。
人類の足は最も発達した足です。
立つ、歩くというのは人類として発達した特徴です。
直立二足歩行をする生物は人類以外にいないことから、これがいかに特殊な移動方法であるかがわかります。
特に発達したのが足です。
人間の足が他の生物と明らかに違うのは
・踵がある
・土踏まずがある
この2点です。
また、膝を伸ばした状態で立ち、歩くことが可能なのも人類の特徴です。
しかし近年、座りっぱなしの時間は立つ、歩く時間よりもずっと多くなりました。
日本人は世界で最も長い時間座ります。(約7時間)
この生活習慣が歩行機能の低下に影響しているかもしれないというのは想像できます。
歩かない習慣と足の障害
歩かない習慣による肥満、過度な回内足は足底腱膜炎のリスク因子とされます。
活動量が少ないことによる消費カロリーの減少は肥満を助長します。これにより起こる過体重が足部への負担を増加させ、踵や母趾の付け根にストレスを掛けます。
また、足の回内は足部背屈筋の弱化が影響しており、前脛骨筋の筋力不足、腓腹筋の伸張性低下、後脛骨筋のタイトネスなどが考えられます。
足部回内は股関節の回内やknee-inの原因にもなるため、臀部の筋力低下、膝の障害の原因にもなります。
歩かないことで足首を動かすことや、足部に負荷がかかることが少なくなり、それらが影響することで足の障害の要因がつくられていくようです。
普段から心がけること
歩く習慣が少ないと感じたら
・一日1万歩を目指す
・体重管理
・下腿筋力と足関節の運動
この3点を意識して行動すると良いでしょう。