姿勢を良くしたいと考える人へ
目次
姿勢の問題点
姿勢の悪さを問題視する人はまだまだ多いように思えます。
体の痛みの原因を姿勢だと考える人はとても多いですし、姿勢を悪くすることで体がゆがむと考えている人もいます。
姿勢は本当に悪者なのでしょうか?
一般的に姿勢について語る時は、背筋や胸元、肩の高さや骨盤の位置などを基準にしているような気がします。
しかし、姿勢を機能的に見ると
・足底感覚(体性感覚)
・視線や視野(視覚)
・頭の位置(前庭感覚)
これらによるバランス感覚や姿勢制御です。
自分の姿勢をうまくコントロールすることができるという機能が正常であれば姿勢に対する問題はありません。
一般的な見解と大分かけ離れていますね。
では、武道や所作などで言われる姿勢について大切だとされていることも挙げてみます。
・呼吸
・目線
・仙骨
ヨガやピラティスなどもそうですがボディコントロールが共通点となります。
これらのことから姿勢の問題点は見た目よりもバランスや動きのコントロールについてを重視した方が良さそうです。
猫背、反り腰
猫背や反り腰は腰痛や頸部痛の原因とも言われています。
そのため、猫背や反り腰を改善したいという人もいます。
結論から言えば、猫背や反り腰を改善して治る人もいれば、治らない人もいます。
慢性痛というのは実にこういうものなのです。
このような不良姿勢が筋骨格痛を引き起こす理由は
・長時間同姿勢
・体幹筋群の疲労
・自律神経系の乱れ
・下肢筋紡錘
・口呼吸
という問題が裏側にあるからです。
猫背や反り腰を改善することは手段のひとつとして考え、運動や呼吸訓練、心身のリラクゼーションなどを積極的に取り入れたケアが必要になります。
姿勢改善で意識したいこと
姿勢改善はいくつかのポジティブな効果が得られます。
・自己効力感
・運動による体力の増強
・呼吸、循環系への影響
・自信
・セルフイメージの向上
このように脳にとっても幸せな体験になります。
トレーニングすること、施術を受けて心地よさを味わうことで、理想的な自分に還る日々は心身を満たしてくれるでしょう。
姿勢を良くしたいという気持ちはどこに向いているのかを考えておくと良いかもしれません。