【自然という言葉を都合よく使ってないか?】
おはようございます!サンシャイン通り接骨院です。
僕らのような医療を使わずに、手やカラダを使って施術することで
人にはたらきかける仕事をしていると「自然」という言葉を都合よく使いがちになる。
自然治癒力を高めるとか、自然と調和するとか。
それは得てしてナチュラル、オーガニックのような陰の意味を含んでいて
西洋医学や薬があたかも「不自然」なものであるかのように話してしまいがちです。
僕もこういう仕事をしていますから、そう考えた時期もありました。
整形外科でやりようのない症状が良くなったり、他の治療院ではわからない
原因不明と言われたものが良くなったりすると、その患者さんの言葉に浮き足立って
手技療法が素晴らしい!とばかりに「自然」という言葉を我がもので使いがちになっていることがありました。
でも、それは本当の意味での「自然」ではなく、むしろ「勝手に」良くなってしまった…だけです。
症状というのはタイミングと、相性が合えば割と良くなったりしますし
逆にタイミングと相性が悪ければ悪くなりもします。
だから、それが副作用がある薬であっても
よくわからないサプリメントであってもタイミングと
相性が合えば治ることをどちらも助けてくれるわけですね。
むしろ、そのタイミングと相性自体が「自然」の流れかもしれないのです。
僕らができることは、
タイミングを見計らうこと。(体調や体力、今までの流れや経過から判断)
息を合わせること。(呼吸や姿勢を整えて、不快なく関わる)
これだけです。
これが出来てないときは、やってはいけないミスをやりがちです。僕も何度も痛い目に会っています…
「自然」というのはそこにある事実と、向かってくる時間の流れに関わること自体が「自然」なんだろうね。
無理にナチュラルに生きたり、オーガニックを信仰することではなく
今ある「縁」から目を離さずに、楽しみながら関わればいいわけです。
病気やケガは、そんな体験や縁を自然にもたらしてくれるだけ。
自然の流れを味方につけるには、人のチカラを借りながらでも、泳ぎきるチカラを自らもつけることで叶うのではないでしょうか?
僕ら療術屋のしごとは、「自然」を売り物にするのではなく
「自然」な関わりをして、患者さんが自らのチカラで進むことにそっと支えになることだと考えています。
都合よく「自然」を売り文句にしないよう気をつけていきたいです。
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